Linux サーバを触り始めた頃、
「まず何を覚えればいいのか」で迷うことは多い。
コマンドは数えきれないほどあるが、
実際のサーバ運用で頻繁に使うものは限られている。
しかもその多くは、とても基本的なコマンドだ。
この記事では、
Linux サーバ運用で最初に覚えておいて本当に役立ったコマンドを、
基本編 → 運用編の流れで、使用例付きでまとめてみる。
これから Linux を触り始める人や、
知識を整理したい人の参考になればうれしい。
まず大前提として意識したこと
最初から「コマンドを全部暗記しよう」とする必要はなかった。
それよりも、
- 今どこで作業しているか分かる
- ファイルやログを確認できる
- サーバの状態を把握できる
この3点ができるだけで、運用のハードルは一気に下がると感じた。
まず覚えておきたい基本コマンド
pwd / ls / cd:現在地と移動
pwd
今いるディレクトリを確認する。
ls -l
-l を付けると、権限や更新日時などを含めて表示できる。
cd /var/log
ログディレクトリへ移動。
運用では頻繁に使う。
cat / less:ファイルの中身を見る
cat /etc/hosts
短い設定ファイルを確認するときに便利。
less /var/log/messages
長いログをスクロールしながら確認できる。q で終了。
cp / mv / rm:ファイル操作の基本
cp sample.conf sample.conf.bak
設定変更前のバックアップ作成。
mv old.log old.log.bak
ファイル名変更や整理に使用。
rm test.txt
削除は慎重に。
実行前に対象を必ず確認する癖をつけておくと安心。
mkdir / touch:作業用ファイルの作成
mkdir work
touch memo.txt
検証作業やメモ用ファイル作成で意外と出番が多い。
サーバ運用で頻繁に使ったコマンド
systemctl:サービス状態の確認と操作
systemctl status nginx
まずはこのコマンドで状態確認。
systemctl restart nginx
設定変更後の再起動。
systemctl enable nginx
OS 起動時に自動起動させる設定。
journalctl:ログ確認の基本
journalctl -u nginx
特定サービスのログを確認。
journalctl -xe
直近のエラーを中心に確認。
systemctl とセットで使うことで、
原因切り分けがかなり楽になった。
df / du:ディスク容量の確認
df -h
ディスク全体の使用状況を確認。
du -sh /var/log
どのディレクトリが容量を使っているかを把握。
free:メモリ使用状況の把握
free -h
メモリ・スワップの使用状況を確認。
サーバが重い原因の切り分けに役立つ。
ps / top:プロセスの確認
ps aux | head
実行中プロセスの一覧を確認。
top
リアルタイムで CPU・メモリ負荷を確認できる。
ip / ping:ネットワーク確認の基本
ip addr
IP アドレスの確認。
ping 8.8.8.8
外部との疎通確認。
ネットワークトラブル切り分けの第一歩。
オプションは「覚える」より「知っておく」
オプションは無理に暗記する必要はない。
-h:見やすい単位で表示-l:詳細表示-u:対象を絞る
「そういうオプションがある」と知っていれば、
必要なときに調べて使える。
最初は「使いながら覚える」で十分
運用では、
- どのコマンドで
- 何が確認できるか
これが分かっていれば十分だった。
使う回数が増えるにつれて、自然と手が動くようになっていく。
まとめ
Linux サーバ運用で最初に覚えておいてよかったコマンドは、
どれも 状況を把握するためのものだった。
- 今どこで作業しているか
- 何が動いているか
- どこに問題がありそうか
これが分かるだけで、
トラブル対応の不安はかなり減る。
これから Linux を触る人は、
まずは基本コマンドから少しずつ慣れていくのがおすすめだ。


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