VLC media playerは、
さまざまな動画形式に対応している便利な再生ソフトだが、
初期設定のまま使っていると、画質については少し物足りなさを感じることもある。
実際に使っていく中で、いくつか設定を調整することで、
見え方が変わると感じた。
今回は、VLCで画質を改善するために
実際に試している設定をまとめてみる。
前提:画質が“良くなる”というより見やすくなる
まず前提として、設定を変えたからといって
元の動画の解像度以上に画質が良くなるわけではない。
あくまで、
- ノイズを抑える
- 輪郭をはっきりさせる
- 表示を最適化する
といった形で、
見やすく調整するというイメージになる。
方法①:VLCのみで画質を改善する
RTX環境がない場合や、
VLCだけで調整したい場合の設定。
ビデオ出力の設定
設定方法
- 「ツール」→「設定」
- 左下を「すべて」に変更
- 「ビデオ」→「出力モジュール」
- 「Direct3D11ビデオ出力」を選択
スケーリング(アップスケーリング)
設定方法
- 「ツール」→「設定」
- 左下を「すべて」に変更
- 「ビデオ」→「スケーリングフィルター」
設定内容
- Lanczos(高品質)
ポストプロセッシング
設定方法
- 「ツール」→「設定」
- 「入力/コーデック」
- 「ポスト処理」の数値を調整
シャープネス
設定方法
- 「ツール」→「設定」
- 左下「すべて」
- 「ビデオ」→「フィルター」
- 「シャープネス」を有効化
この方法の特徴
- 環境を選ばず使える
- 設定だけで完結
- 比較的軽い
方法②:RTX VSRを使って画質を改善する
RTXシリーズのGPUを使用している場合の方法。
NVIDIA側の設定
設定方法
- NVIDIAコントロールパネルを開く
- 「ビデオ」→「ビデオ画像設定の調整」
- 「RTXビデオ強調」をオン
- 品質レベルを設定(2〜4程度)
VLC側の設定
RTX VSRを有効にするためには、
VLC側の設定も重要になる。
① ハードウェアアクセラレーション
設定方法
- 「ツール」→「設定」
- 「入力/コーデック」
- 「ハードウェアアクセラレーションによるデコード」
→「自動」または「Direct3D11」
② ビデオ出力(重要)
設定方法
- 「ツール」→「設定」
- 左下「すべて」
- 「ビデオ」→「出力モジュール」
- 「Direct3D11ビデオ出力」に設定
③ Direct3D11詳細設定
設定方法
- 「ビデオ」→「出力モジュール」→「Direct3D11」
- ハードウェア関連設定を確認
基本的には既定のままで問題ない。
④ スケーリング設定(重要)
設定方法
- 「ビデオ」→「スケーリングフィルター」
設定内容
- Bilinear(軽量)
👉 VLC側のアップスケーリングは抑える
⑤ 表示方法
- フルスクリーン
- または拡大表示
この方法の特徴
- AI補正で自然に綺麗になる
- 低解像度動画で効果が出やすい
- GPU負荷が上がる
2つの方法の違い
| 項目 | VLCのみ | RTX VSR |
|---|---|---|
| 手軽さ | ◎ | △ |
| 画質改善 | ○ | ◎ |
| 負荷 | 軽い | やや高い |
| 対応環境 | すべて | RTX限定 |
実際に使ってみた感想
両方試してみた結果、
- 手軽に調整 → VLCのみ
- しっかり改善 → RTX VSR
という使い分けになると感じた。
特にRTX VSRは、
低画質の動画ほど効果が分かりやすい印象だった。
注意点
- 設定を強くしすぎると不自然になる
- 環境によって効果が変わる
- RTX使用時はGPU負荷に注意
まとめ
VLCは設定を調整することで、
映像の見え方を変えることができる。
また、RTX環境があれば
さらに画質を改善することも可能。
自分の環境に合わせて、
- VLCのみで調整する
- RTX VSRを使う
といった形で使い分けるのが良いと感じた。


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