Windows環境で作業をしていると、
ちょっとした自動化や補助作業で「スクリプトを書こう」と思う場面がある。
そのときに毎回迷うのが、
- batで書くか
- PowerShell(ps1)で書くか
という選択だ。
最近、batファイルの文字化けにハマったことや、
PowerShellでの扱いやすさを改めて実感したことで、
自分の中でこの使い分けが少し整理できた。
今回は、
自分が実務でbatとPowerShellをどう使い分けているかを、
判断軸としてまとめておく。
まず前提として「どちらも使う」
最初に書いておきたいのは、
どちらか一方に寄せるつもりはないということ。
- batが向いている場面
- PowerShellが向いている場面
は、はっきり分かれていると感じている。
そのため、
「全部PowerShellに置き換える」
「もうbatは使わない」
という考え方はしていない。
あくまで、
用途と状況に応じて選ぶというスタンスだ。
batを選ぶのはこんなとき
今でもbatを選ぶのは、次のような場面。
- 処理内容がとても単純
- 既存のbatに少し手を入れるだけ
- 実行環境が限定されていない
- 他の人が中身を読まなくてもいい
例えば、
- コマンドを順番に実行するだけ
- サービスの起動・停止
- 一時的な作業用スクリプト
こういった用途では、
batの手軽さは今でも強い。
「ダブルクリックで動く」
「cmdがあれば動く」
このシンプルさは、
場面によってはかなり助かる。
PowerShellを選ぶのはこんなとき
一方で、PowerShellを選ぶのは次のようなケース。
- 日本語メッセージやログを扱う
- 条件分岐や処理が少し複雑
- 後から修正・拡張する可能性がある
- 実行結果を整理して扱いたい
特に、
- ログを残す
- 結果を判定する
- エラー処理を入れる
といった要素が入ると、
PowerShellのほうが書きやすく、読みやすいと感じている。
batで無理に頑張るより、
最初からPowerShellで書いたほうが
結果的に楽になることが多い。
文字コード・日本語を扱うならPowerShell寄り
今回の文字化けの件で改めて感じたのは、
日本語を含む処理はPowerShellのほうが安心ということ。
batでは、
- 保存文字コード
- 実行環境のコードページ
を意識しないと、簡単にハマる。
PowerShellでは、
UTF-8前提で扱える場面が多く、
日本語をそのまま書いても問題になりにくい。
業務で使うスクリプトほど、
「文字化けしない前提」で書ける安心感は大きい。
可読性と「後から読む」前提
実務では、
スクリプトは「書いて終わり」になることは少ない。
- 数ヶ月後に見返す
- 別の人が読む
- 少しだけ修正する
こうした場面を考えると、
- 処理の流れが分かりやすい
- 意図が読み取れる
という点で、PowerShellに分があると感じる。
batは短い処理なら問題ないが、
処理が増えるほど追いづらくなることがある。
それでも「batで十分」な作業は確実にある
ここまで書いてきたけれど、
PowerShellが常に正解、というわけではない。
- その場限りの作業
- 既存batへの軽い追記
- 他環境への展開を考えない
こうしたケースでは、
batのほうが早く終わることも多い。
大事なのは、
無理に統一しないことだと思っている。
自分の中でのざっくりした判断基準
今のところ、自分の中ではこんな感じで分けている。
- 単純・短命・一時的 → bat
- 日本語あり・ログあり・継続利用 → PowerShell
この線引きがあるだけで、
スクリプトを書く前に迷う時間がかなり減った。
まとめ
batとPowerShellは、
どちらが優れているかではなく、
どこで使うかが大事だと感じている。
- batは手軽さ
- PowerShellは安心感と拡張性
それぞれの強みを理解して使い分けることで、
Windows環境での作業はずっと楽になる。
今回の文字化けトラブルをきっかけに、
自分の中の判断軸が整理できたのは、
結果的にはよかったと思っている。


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