監視ツールについて改めて理解を深めたくなり、
個人の検証環境として Zabbix を Linux にインストールしてみた。
業務では名前を聞く機会が多いものの、
実際に一から構築して触ると、
画面の見え方や設定の意味がかなり違って感じられる。
この記事では、
検証用途で Zabbix を導入したときの手順と注意点を、
実体験ベースでまとめておく。
※ 本記事は学習・検証目的の内容であり、本番運用を想定した構成ではない。
なぜ Zabbix を触ってみようと思ったか
監視ツールの仕組みを理解するには、
実際に構築して動かしてみるのが一番だと感じていた。
Zabbix を選んだ理由は次の通り。
- OSS で情報が多い
- 監視の基本的な考え方を学べそう
- 業務で触れる可能性が高い
まずは最小構成で動かすことを目標に進めた。
今回の検証環境
今回の構成は以下の通り。
- Linux(仮想マシン上)
- シングル構成(Zabbix Server / Web / DB 同一サーバ)
- 個人利用・検証目的
高可用性や負荷分散は考えず、「動かして理解する」ことを優先している。
インストール前に確認したこと
作業に入る前に、最低限以下を確認した。
- OS が Zabbix のサポート対象であること
- ネットワーク疎通が取れること
- OS のパッケージ更新が問題なく行えること
- メモリ・ディスクにある程度余裕があること
特に、パッケージ更新が途中で止まる状態だと、後の作業で切り分けが面倒になる。
Zabbix のインストール手順(検証環境)
① Zabbix リポジトリの追加
まずは Zabbix の公式リポジトリを追加する。
OS 標準のリポジトリには
古いバージョンしかない場合があるため、
公式リポジトリを使うほうが分かりやすいと感じた。
リポジトリ追加後は、パッケージ情報を更新しておく。
② Zabbix サーバ・フロントエンドのインストール
次に、Zabbix サーバと Web フロントエンドをインストールする。
この段階で、
- Zabbix Server
- Zabbix Web
- Zabbix Agent
がインストールされる構成にした。
検証用途であれば、Agent も同時に入れておくと、後の動作確認がしやすい。
③ データベースの準備
Zabbix はデータベースを使用するため、
DB サーバの準備が必要になる。
今回は検証用途なので、
- 同一サーバ上に DB を構築
- ユーザー・データベースを作成
というシンプルな構成にした。
ここは環境差が出やすい部分なので、
エラーが出た場合は
ログを見ながら一つずつ確認していくのが大切だと感じた。
④ 初期設定と設定ファイルの確認
DB の準備ができたら、
Zabbix Server の設定ファイルを確認・修正する。
- データベース名
- DB ユーザー
- パスワード
特にこのあたりの設定ミスは、
Zabbix Server が起動しない原因になりやすい。
設定後は、
サービスを起動してエラーが出ないか確認した。
⑤ Web フロントエンドの初期設定
ブラウザから Zabbix の Web 画面にアクセスし、
初期セットアップを進める。
- PHP の設定確認
- データベース接続確認
- 初期設定の完了
画面の案内に従って進めれば問題ないが、
PHP の設定不足で警告が出ることがあるため、
その場合は表示内容を確認しながら対応した。
⑥ サービスの起動と自動起動設定
最後に、
- Zabbix Server
- Zabbix Agent
- Web 関連サービス
が正常に起動していることを確認する。
問題なければ、
OS 起動時に自動で立ち上がるよう設定しておく。
インストール後に確認したこと
インストール完了後、
まず以下を確認した。
- Web 画面にログインできるか
- 自身のサーバが監視対象として見えるか
- 基本的な監視項目が取得できているか
ここまで確認できれば、
最低限「動く状態」にはなっている。
実際に触ってみた感想
構築して触ってみると、
Zabbix は「設定が多い」と感じる一方で、
監視の考え方が整理されている印象を受けた。
画面を見ながら設定を追っていくことで、
監視項目やトリガーの意味も
少しずつ理解できてきた。
個人検証として感じたこと
今回あらためて感じたのは、
実際に構築することで理解が一段深まるということ。
公式ドキュメントを読むだけでは見えなかった部分も、
手を動かすことで自然と頭に入ってきた。
業務で触れる前に、
こうした検証環境で一度経験しておくのは、
とても有効だと思う。
まとめ
今回は、
Zabbix を Linux にインストールした流れを、
検証用途としてまとめてみた。
本番構成でなくても、
仕組みを理解する目的で触る価値は十分にある。
これから監視ツールに触れてみたい人や、
Zabbix に興味を持っている人の参考になればうれしい。


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